- 冨田酒造
七本鎗 夏純 吟吹雪 720ml
滋賀県長浜市木之本、北国街道沿いに佇む冨田酒造が醸す「七本鎗 夏純(なつじゅん)」は、湖北の涼やかな風土を反映した、夏の食卓にぴったりの純米酒です。
「夏純」はその名の通り、夏季限定で出荷される一本。原料米には滋賀県産の米を中心に、できる限り地の恵みを生かした酒造りが行われています。 酵母は香りを控えめにしつつ、味わいに幅を持たせるタイプを採用。アルコール度数は14度台とやや軽快に仕上げ、暑い季節でもスイスイ飲めるような設計がされています。
立香は控えめで爽やか。ほんのりと白桃や洋ナシを思わせる果実香が立ち上がりますが、主張しすぎることはなく、食中酒としてのバランスを大切にしています。含香は青りんごのような爽やかな香りが印象的です。
口当たりはやわらか。雑味のない透明感のあるテクスチャー。含んだ瞬間に感じる優しい米の甘みと、後半にかけてじわりと広がる心地よい酸が印象的です。
味わいは軽快ながらも、単調ではありません。ややドライな仕上がりで、米の旨みがほどよくのり、爽快な酸味が全体を引き締めてくれます。後口にはスッと消えるようなキレの良さがあり、次の一杯を誘います。
飲み頃の温度は、冷酒から常温(5℃〜20℃)あたりが最適。特に10℃前後の冷やがおすすめで、酒質の軽快さと旨みのバランスがもっとも映える温度帯です。暑い日には軽くロックで楽しむのも一興です。
料理との相性も良好で、冷やしトマトや枝豆、鶏のささみポン酢、白身魚のカルパッチョといった夏のさっぱりした前菜はもちろん、塩焼きの鮎や、しっかりめの味付けの冷しゃぶなどとも好相性。レモンを搾った焼き野菜など、素材の良さを生かした料理と合わせるのが一番です。
「七本鎗 夏純」は、暑い季節の中でも落ち着きを持ち、飲む人の心と体を穏やかに潤してくれる一本。湖北の風土と、冨田酒造の誠実な酒造りが詰まった、季節の風物詩とも言える夏酒です。涼やかな夕暮れに、心地よい余韻を感じながら、じっくりと味わっていただきたい逸品です。